サンウルブズ別府合宿終了 体力強化に十分な手応え

2018/02/06
  • ラグビーW杯

 ラグビー世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に参戦する日本のサンウルブズは、別府での合宿を終了した。5日間の合宿は主に体力づくりに重点を置き、日本代表監督も兼ねるジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)は、「リーグ戦を戦い抜くための基礎ができた。外国人選手も多いのでチームの一体感も芽生え、有意義な合宿ができた」と充実感を口にした。

 

 合宿最終日となった2日は、ボールを奪われた後に素早く切り替える連動性を確認し、ボールの接点でのコンタクト練習など、ハードな練習が続いた。日本代表のキャプテンを務めるリーチ・マイケルらを中心に、選手同士でプレーを確認し、コミュニケーションを図る場面が多く見られ、順調に調整が進んだようだ。

 

 スタンドには連日、多くのラグビーファンが足を運び、トップ選手たちの練習を見守った。別府市の国際スポーツキャンプ誘致担当の相良俊也さんは、「来年のラグビーワールドカップに向けて、こうして身近でトップ選手を見ることができて機運が高まってきた。選手には別府の温泉を味わってもらえたし、いいおもてなしができた」と話した。リーチ・マイケルは、「毎日温泉に入り、疲れが取れた。おいしいものも食べたし、リーグ開幕戦に向けて最高のスタートとなった」と笑顔を見せた。

 

 サンウルブズは、24日に開幕する3シーズン目のスーパーラグビーに向けて、「トップ5」と上位進出の目標を掲げている。ここまで、チーム作りは明確なプランのもとに進行中。ノルマの一つとして設定したスタートダッシュに成功できるかどうかは、開幕までの過ごし方にかかっている。ジョセフHCは、「持てる力を発揮すれば、いい結果がついてくる」と自信を示した。

 

1プレーごとにコミュニケーションを図るリーチ・マイケル

 

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