九州高校野球県予選 好敵手との対戦が成長を促した大分舞鶴 【大分県】

2023/10/18
  • 高校野球

 先月の県選手権決勝と同じカードとなった明豊戦では、「球際」にこだわった。目線をぶらさずにボールを見続ける。守備範囲のぎりぎりで補球する。守備だけではない、打球の見極めや攻撃のあと一本、走塁。全てのプレーで球際を意識したが、「明豊は紙一重のところで手や足が数ミリ伸びる。気持ちの強さがあった」(河室監督)。運、不運の先にある球際の攻防、それがスコアに出た。

 

 新チームになってからの2大会、そして過去の大会でも「打倒・明豊」を掲げてきた大分舞鶴にとって高い壁だが、河室監督は「全国でもトップレベルの明豊と毎回真剣勝負をすることで、九州大会では他県の強豪校と対戦してもひるまなくなったし、いい勝負ができている。決勝まで明豊と対戦しないので、春のセンバツ出場の目安となるベスト4入りは十分に可能性がある。決勝でもう一度、明豊と対戦したい」と、好敵手との再戦を臨む。

 

大分県第2代表として九州地区大会に出場する

 

 

(柚野真也) 

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