ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 高校野球 最高の仲間と最高の場所へ 荒川将如(大分上野丘3年)

2021/07/11
  • 高校野球

 リードを許す苦しい展開だったが六回に2点を返し、反撃ムードが高まった七回には二死から鋭い打球を飛ばし三塁打。「とにかく諦めない姿勢を示したかった」と塁上からベンチに向かって「うぉりゃー!」と雄叫びをあげて鼓舞した。最終回となった九回では一死満塁の場面で二ゴロの間に走者を返し、四番の角田翔瑚(3年)の右前適時打につなげたが反撃はここまでだった。

 

 試合後に荒川は「チャンスで打てなかったことが悔しい。秋、春と結果が出てなかったので勝ちたかった」と話し、「もっと最高の仲間と一緒に野球をしたかった」との言葉が出たときには涙が止まらなかった。「この3年間は自分たちに足りないところを本気で言い合い、高め合うことができた」と最高の仲間へ感謝した。

「この悔しさは次のステージで晴らしたい」とスタジアムを後にした。

 

最後のミーティングでは、堪えていた涙が出た

 

 

(柚野真也)

 

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