2018県高校総体レポート(剣道競技・男女)  明豊と三重総合が3連覇

2018/06/17
  • 高校総体

 剣道団体戦の男子決勝リーグは明豊、三重総合、大分、大分鶴崎が争い、明豊が3戦全勝で3連覇を果たした。

 名将・岩本貴光監督率いる明豊は、2年前に創部1年目にして県内主要大会3冠という偉業を成し遂げた。昨年も勢いは止まらず、県内にもはや敵なしといっても過言ではない。しかし、今大会は圧倒的な強さを見せつつも、ひやりとする場面が少なからずあった。要因は挑戦者から“追われる立場”になったことが大きい。「力はある。だけど“勝たなければならない”というプレッシャーで力を出し切れない部分があった。精神的なものがいかに影響するか選手たちも痛感したのではないか」と岩本監督。この貴重な経験は成長の糧となり、今後に大きく生かされるはずだ。過去2回の全国高校総体はいずれも予選リーグ敗退と悔し涙を飲んだが、全国レベルの強豪校がひしめく九州大会では互角以上の戦いを繰り広げてきた。今年こそは悲願の日本一を目指す。

 女子は三重総合が、日田、杵築、佐伯鶴城を下し、3戦全勝で3連覇を達成した。

 初戦敗退という辛酸をなめた春の全国高校選抜大会後は、チームの目標を日本一に変え、ひたむきに練習に取り組んできた。副キャプテンの伊達優希菜(3年)は「他のどの学校よりも練習してきた」と明言する。朝練など通常練習以外にも率先して取り組み、道場に掲げた目標を書いた紙を毎日穴があくほど見つめたという。勝ちたいという気持ちはどこよりも強かった。女子は力が拮抗していたが、思いの強さが勝利を引き寄せたといえる。

 

明豊が実力通りの力を発揮し、優勝

 

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