県高校総体 バスケットボール男子 守備でつかんだ2連覇 柳ケ浦の鉄壁ゾーンが勝負を決めた 【大分県】
2025/06/05
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大分県高校総体 バスケットボール
6月2日 ダイハツ九州アリーナ
男子決勝リーグ
柳ケ浦58(23-15、13-15、9-12、13-6)48別府溝部学園
バスケットボールの県高校総体、男子決勝リーグ最終戦は2勝同士で迎えた柳ケ浦と別府溝部学園の一戦となった。柳ケ浦は持ち味である鉄壁の守備を発揮し、58-48で勝利。2年連続6度目の優勝を飾った。
今大会の柳ケ浦は、6試合全てで相手の得点を50点以下に封じ込める守備力の高さが際立った。別府溝部学園戦でも、相手エースに対し常にフレッシュな選手を投入してマークを徹底。攻撃では、207cmの長身を誇るザンビア出身の留学生ファデラ・ママドゥ(2年)がゴール下で確実に得点を重ねた。
序盤から主導権を握った柳ケ浦だったが、第3クオーター(Q)で3差差まで詰められる苦しい展開を迎えた。そこで中村誠監督は守備の布陣を一変、マンツーマンから2-1-2のゾーンディフェンスに切り替えた。投入されたのは、守備に定評のある田場瑶大(3年)と機動力に優れる森田佑月(同)だ。
「相手の留学生センターがファウル四つで、インサイドでの強気なアタックが減ると判断した。田場と森田をゾーンの上に置き、エースにはあえてボールを持たせた上で、常に1対2で囲む形をつくった。攻めにくかったはずだ」と中村監督は振り返る。
試合の流れを変えた田場瑶大