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全国高校総体 バレーボール競技で高校生審判員・氏川あおい(楊志館3年)がジャッジ 【大分県】

全国高校総体 バレーボール競技で高校生審判員・氏川あおい(楊志館3年)がジャッジ 【大分県】

 大分開催となった北部九州総体の男女バレーボールで、審判員として競技を支えたのが氏川あおい(楊志館3年)だ。公益財団法人日本バレーボール協会の「C級審判員」を取得したのが昨年の8月。練習試合などで経験を積み、今年6月の県高校総体では副審としてホイッスルを吹いた。全国高校総体では記録員(アシスタントスコアラー)として記録席に座り、交代記録やスコアなどをチェックした。

 

 現役選手と審判員の「二刀流」の氏川は、楊志館バレーボール部のキャプテンであり、アタッカーとして活躍する。中学の頃に紅白戦や練習試合で主審や副審をすることがあり、「バレーを違った側面から見ることができたし、かっこいいと思った」と興味を持つようになった。

 高校入学を機に、上村忠史監督の勧めで「審判をすることでバレーの価値観が広がり、プレーにもいい影響が出る」と言われ、より意識するようになった。2年生の夏に筆記と実技試験を受けて合格した。

 

全国高校総体では記録員として大会を支えた

 

 経験を積み、初めての全国舞台での審判員は「緊張の連続だった」(氏川)が、プレー同様に強気。物おじせず、毅然(きぜん)とした態度でジャッジした。ベテラン審判員の方々は、「落ち着いて記録できていた。安心感があった」「いい経験をしたと思う。今後はB級、A級を目指してほしい」と評価する。

 

 大会を終え、今後は選手として春の高校バレー県予選に向けて練習に励む。競技は高校で終えるつもりだが、「インターハイ(全国高校総体)を経験して視野が広がった。審判は今後も続けたい」と氏川。高校卒業後は柔道整復師とB級審判員を目指す。氏川の二刀流は、まだまだ続く。

 

二刀流はまだまだ続く

 

 

(柚野真也)