県高校総体前特集 バスケットボール男子(4) メンバーがそろい勢いに乗る藤蔭 【大分県】

2023/05/06
  • 高校総体

 県高校総体の前哨戦となった南九州四県対抗バスケットボール選手権(南九)の男子県予選では、別府溝部学園が2月の県高校新人大会に続き優勝した。頭一つ抜けつつある別府溝部学園を追うのは、どの高校か。県高校総体に向けて実力校の現在地を探った。

 第4回は南九県予選で久しぶりに8強の壁を破り、準決勝に進出した藤蔭を紹介する。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 ベスト8

ウインターカップ県予選 3回戦敗退

県高校総体 ベスト8

 

 県高校新人大会まで、部員は5人。5ファウルで退場者が出ると4人で試合をすることもあった。2年生キャプテンの長野真暉は、「さすがに5人はきつかった。どの大会でも準々決勝まで進んだが、その先は厳しかった」と振り返る。1年間ギリギリの人数で試合をしたことで、タフさは身に付いたという。

 

 4月に新1年生12人が加わり、ようやく練習で紅白戦ができるようになった。大会ではベンチメンバーが控え、交代が可能となった。赴任して2年目を迎える西山泰加監督は「2、3年生がここまで、ひたむきに練習してくれたから今がある。新しい戦力が加わり、チームは底上げされるが、全力プレーでバスケを楽しむことには変わりはない」と話す。

 

2年生キャプテンとしてチームを引っ張る長野真暉

 

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