県高校総体前特集 バスケットボール女子(3) 個人力にフォーカスする中津北 【大分県】

2023/05/03
  • 高校総体

 4月にあった南九州四県対抗バスケットボール選手権(南九)の県予選で大分が優勝した。2021年のウインターカップ県予選から県内無敗は続く。県高校総体でも大分が優勝候補の筆頭だが、虎視眈々(たんたん)とタイトルを狙うライバル校も力を付けている。県高校総体を前に実力校の現在地を探った。

 第3回は強豪校として復権を目指す中津北を紹介する。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 ベスト4

ウインターカップ県予選 準優勝

県高校総体 準優勝

 

 王者の座を明け渡し、2年間タイトルを取れていない。しかし、4強の座を死守しながら、着実に地盤を固めてきた。1対1のステップワークを磨き、外角からのシュート成功率を高め、強度の高い守備ができるように走り込んだ。大輪の花を咲かせるにはもう少し時間がかかるかもしれないが、4月の南九県予選では「(2月の)県新人大会から成長しているのが見えた。できることが増えたわけではないが、練習でやってきたことを出し切れた」(大津留礎監督)。

 

 準決勝では優勝した大分に敗れたが、第1クオーター(Q)は21-21と互角の戦いを演じた。試合開始から伝統の2-2-1のオールコートゾーンプレスを発動して奇襲に成功した。現時点で、残り30分を同じ強度で戦える体力、シュート成功率を高く保てる集中力はないが、林田唯蘭(3年)は「1対1の積極性は表現できた」と手応えを口にした。

 

キレのあるドライブが武器の林田唯蘭

 

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