県高校総体 柔道女子 実力通りの力を出し切った柳ケ浦が優勝

2022/06/17
  • 高校総体

県高校総体

柔道女子団体

決勝 6月4日 昭和電工武道スポーツセンター

柳ケ浦2−1国東

 

 柔道の県高校総体、女子の団体戦は前評判の高かった柳ケ浦が実力通りの力を発揮して、10年ぶりに2度目の頂点に立った。メンバー全員が2年生で、3月の全国高校選抜大会ではベスト8入りした。山尾明監督は「県総体では10年間優勝できずに悔しい思いをしていたが、周りに(優勝の)本命だと言われるまでに成長した。期待に応え、先輩たちの思いを晴らしてくれた」と喜びをかみ締めた。

 

 決勝の国東戦では先鋒の高木葉月が一本勝ちしたが、中堅で優勢勝ちを許した。苦しい展開となったが大将の細野いづみが安定感のある試合は運びを見せ、合わせ技で優勝を決めた。大会前日に細野には、卒業生から激励の電話があったという。「先輩方のためにも優勝しかない」と気持ちがたかぶったが、大会当日は緊張をほぐすための「儀式」となるスナック菓子「チップスター」を食べて、リラックスして畳に上がることができた。

 

 個人戦では7階級全てで優勝するなど、選手層の厚さを示した柳ケ浦は、県内完全優勝で勢いづいたまま全国高校総体(インターハイ)に乗り込む。もちろん勝利のお守りとなる「赤いスナック菓子」も持っていくつもりだ。

 

勝利を呼び込んだ大将の細野いづみ

 

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