県高校総体前特集 バレーボール男子② 上り調子の別府鶴見丘、頂点を見据える

2021/05/19
  • 高校総体

 4月に行われた全九州総合選手権大会県予選(九総予選)で久しぶりに決勝の舞台へ上がった別府鶴見丘。優勝こそ逃したが、キャプテンの河野裕次郎(3年)が大会直前に骨折するというアクシデントに見舞われながらも「ベスト4」の壁を突破したことはチームにとって大きな自信となった。

 

 河野を外したシフトで臨んだ九総予選は“想定していた”とはいえ、苦戦する場面が多かった。特に準々決勝の大分上野丘戦では、セッターとアタッカーがかみ合わず相手ブロックに阻まれ、簡単なミスでチャンスを逃す悪手が続き、フルセットの末に辛勝。エース安部竜乃介(同)の消耗を招く結果となった。舞裕太監督の叱咤(しった)で気持ちを立て直したが、決勝の大分工業戦では相手の勢いにのまれ、ストレート負けを喫した。

 

 試合後、舞監督はサーブやコンビプレーの質、セッター、アタッカーの使い方など課題について言及しながらも、「新人戦の後、試合の“出だし”を意識してやってきた。サーブミスなどで出だしを持っていかれないように詰めてきた成果は出たと思う」と一歩前進したチームの手応えを語った。

 

調子は上向きの別府鶴見丘

 

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