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#スポーツのチカラ 県高校総体 ライフル射撃女子 好記録続出の由布が6年連続9回目の優勝

#スポーツのチカラ 県高校総体 ライフル射撃女子 好記録続出の由布が6年連続9回目の優勝

 7月23、24の2日間にわたり開催された県高校総体ライフル射撃競技。本来であればチームメートが応援に駆けつけるところだが、コロナウイルス感染症対策として応援の人数を最小限にし、密をさける対策をとった。また、今回は予選がなく一発勝負で順位が決まるなど、これまでと異なる進行で競技が行われた中で、女子は全競技で上位の成績を収めた由布が6年連続9回目の総合優勝に輝いた。

 

 女子はエアライフル、ビームライフル、ビームピストルの3競技を実施。エアライフルでは野畑美咲(2年)が618.6点の大会新記録で初優勝、キャプテンの安部琴奈(3年)が604.5点で準優勝に輝いた。ビームライフルで準優勝した後藤真依(3年)は、「後半焦りがでてしまい思うように得点を伸ばせなかった」と悔し涙を流した。

 

ビームライフル準優勝の後藤真依

 

 ビームピストルの日本記録保持者である三ヶ尻心(3年)は大会新記録となる565点で優勝。この得点に関して野畑卓宏監督は「コロナに打ち勝つという意味で567(コロナ)点を目標にしていた。本人の目標には届かなかったけれど、全国でも十分通用する得点だ」とその活躍をたたえた。

 今大会も2位に138点差をつけ圧倒的な強さを見せた三ヶ尻は、「練習ができない期間が続いたからこそ、競技ができることに感謝の気持ちが生まれた。県総体はとにかく楽しみたいと思っていた」と、リラックスして挑んだ結果が記録にもつながったようだ。

 

 「今年は全国での活躍を期待できるチームだった」と野畑監督が話すように、高いスキルを持つ彼女たちにとって、上級大会や国体の中止は悔やまれるが、三ヶ尻、後藤らは8日から開催される九州高校選手権大会に出場する。卒業後も競技を続けて日本代表を目標にするなど、それぞれが自身の目標に向かって高校3年間の集大成の大会にするためにベストを尽くすと誓った。

 

ビームピストル日本代表を目指す三ヶ尻心

 

 

(黒木ゆか)