#スポーツのチカラ 県高校総体 ラグビー 特別ルールでの開催も心に残る大会に

2020/07/22
  • 高校総体

 専門部が定めた特別ルールで実施された県高校総体のラグビー競技。新型コロナウイルスの感染防止対策として、タックルやスクラムなどのコンタクトプレーを除いた「タッチラグビー(6人制)」を行い、大分東明が優勝した。

 

 1年生でチームを構成した大分東明は、大会前日に3年生と壮行試合をして「東明として試合に出るからには責任を持って戦え。1年だからと言って負けは許されない」と送り出された。ルールもピッチの大きさ、試合時間も異なれば、試合の組み立て方も変わる。適応するまでに時間を要すが、大会1週間前から集中的に準備をした。攻守の切り替えの速いタッチラグビーは、15人制でもテンポの速いパスラグビーを展開する大分東明にとっては得意とするものだった。

 

 白田誠明監督はあえて指導せず、動画を見てルールを覚え、自分たちで考えてプレーすることを促した。「1年生にとってはいい経験になると思った」と入学早々に学校が休止になり、練習もできなかったためチーム戦術の基礎を学び、団結力を図るためには最良だった。「接近、連続」を繰り返し、相手を中央に集め大外に「展開」する。予選リーグでコツをつかみ、決勝トーナメントではアレンジを加え、自在にプレーして優勝した。ゲームキャプテンを務めた宮川晴登(1年)は、「この1週間はいい経験になった。15人制でも生かせるところはあるのでつなげたい。上級生にいい報告ができる」と胸を張った。

 

1年生チームで優勝した大分東明

 

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