#スポーツのチカラ 県高校総体 ボウリング女子 3連覇の岩本が圧勝

2020/07/11
  • 高校総体

 他を寄せ付けず圧勝―。県高校総体ボウリング競技の女子個人で3連覇を遂げた岩本藍樺(大分3年)は、「3連覇は意識していた。めっちゃうれしい」と声を弾ませた。3ゲームのトータルスコアで勝敗を決める個人戦。1ゲーム目を225で終えると、それ以降も221、221と最後まで安定感ある組み立てで制した。田中良平監督は「ローゲームがないのが岩本のすごさ。コントロールが良く、回転もタイミングも良かった」と勝因を挙げた。

 

 不安がなかったわけではなかった。大会1週間前に自転車で転倒して練習できなかった。前日の夜にようやく本調子で投げられるようになり調整した。当日まで青あざは消えることはなかったが、試技でレーンの特徴をつかみ、ストライクコースを見極めた。1投目でストライクを取ると、軽快な滑り出しで試合を進めた。

 

 岩本の投球フォームはクラシックスタイルでバランスが良い。ボールの重さを利用したダウンスイングから先方に押し出す動作もスムーズ。「体幹がしっかりしていて、元々の運動神経も良い。再現性の高いフォームで大崩れすることがない」と田中監督。乱れぬスローとボールコントロールでピンを倒し続ける。岩本は、「ストライクが続き力が入った」と話すようにピンが割れスプリットは多かったが、集中力を乱すことはなかった。

 

安定したフォームで大崩れすることはない

 

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