#スポーツのチカラ 県高校総体 ソフトテニス女子 明豊最強ペアの夏ははじまったばかり

2020/07/07
  • 高校総体

 県高校総体の先陣を切って行われたソフトテニス女子は個人戦ダブルスのみの開催。明豊が4強を独占し、岩倉彩佳・渡辺凛華の明豊3年生ペアが優勝した。雨の影響で参加者はラケットのガットが緩み、ボールの回転を制御できずに苦しむ中、「ボールをふかさないように(回転を抑えて)打った」(岩倉)。安定したショットで勝ち進み、決勝で1ゲームを落とし目標としていた“完全優勝”は達成できなかったが、全6試合で実力通りの力を見せた。

 

 昨年9月のJOCジュニアオリンピック選手権女子シングルスU-17で日本一となった岩倉は、3月の全国高校選抜大会、8月の全国高校総合体育大会(インターハイ)で優勝を狙っていた。「中止が決まった時は実感がなかった」と現実を受け止めきれなかったが、「試合ができなかったから分かったことがある」と話す。「競技ができることが当たり前ではなかった。好きなことを全力でできるのは周りのサポートがあってこそだと気付かされた」。県高校総体で優勝しても全国への道につながらないが、支えてくれた方々への感謝の場として「競技ができる喜びを表現した」。

 

上位を独占した明豊

 

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