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ハンドボール男子 大分が誇る攻守の柱が奮闘するも力及ばず3回戦敗退 全国高校総体2019

ハンドボール男子 大分が誇る攻守の柱が奮闘するも力及ばず3回戦敗退 全国高校総体2019

令和元年度全国高校総体体育大会ハンドボール競技

8月6日 男子 3回戦 玉名市総合体育館

大分 17-25 愛知

 前半7-14

 後半10-11

 

 得点源の佐野祐太、攻守で体を張るキャプテンの住吉連、大型守護神の野上遼真の3年生を核とした大分は、初戦は緊張から硬さが目立ち接戦となったが、2回戦は得意の堅守速攻から次々と得点を重ね、圧勝した。冨松秋實監督は「1、2回戦はまずまず。山場となる(3回戦の)愛知で真価が問われる。ネジを一度巻き直さなければいけない」と大一番に臨んだ。

 

堅守速攻で3回戦まで進出した

 

 住吉は「試合の入りが重要。集中力を高めたい。佐野の点が決まればチームは乗るので、いい形で佐野につなげたい」と気を引き締めたが、試合は序盤からリードを許す展開が続く。佐野のミドルシュートなどで反撃するも愛知の堅守を崩せずにいた。「相手が一枚上手だったのは確かだったが守備で粘れば崩せると思った」と冨松監督。7点差で折り返した後半は守備の強度を強め、後半6分には5点差に追い詰めた。しかし、相手の守備も簡単には崩れず、思うように点差を詰めることができなかった。

 

 1回戦は9得点、2回戦は13得点とエースとしてチームを引っ張った佐野は、愛知戦でも孤軍奮闘の活躍を見せた。「自分の得点で勝利に導きたい」との言葉通り得意のフェイントからカットインで得点を量産し、両チーム最多の10得点を決めた。丸坊主にして今大会に挑んだ野上は、「自分が決定機を阻止すればチームは盛り上がる」と。春から体重を6㌔絞り、キレのある動きで好セーブを連発した。個々の能力では十分に張り合ったが、それでもあと一歩及ばず、大会前に掲げたメダル獲得に至らなかった。

 

3試合で32得点を決めた佐野祐太

 

(柚野真也)