バドミントン男子 別府鶴見丘高校 団結力と総合力で勝負

2019/07/22
  • 高校総体

インターハイの目標

ベスト8以上

 

 5年連続16回目の全国高校総体出場を決めた別府鶴見丘高校男子バドミントン部。個人戦のシングルス、ダブルスではベスト4の全ての選手が別府鶴見丘の選手という圧倒的な強さを見せた。指導24年目の渡辺仁友監督は県高校総体で優勝できた理由について「これまでは毎年絶対的なエースがいたが、今年はいない。だがそれぞれがきちんと役割を果たせるという意味では、選手層が今までで一番厚い」と、これまでの鶴見丘カラーとはまた違った戦いぶりに期待を寄せている。

 

 九州大会ではナショナルチーム所属の選手を有する熊本学園大学付属に初戦で敗退。「本来の力を出せなかったことが敗因だ」と振り返り、「全国では同じ失敗を繰り返さないようにという気持ちが生まれて、一日ごとに強くなっている」(渡辺監督)。九州大会の敗戦は全国高校総体への大きなモチベーションとなったようだ。しぶとい攻め、守り抜く強さなど、基本的なことではあるが、県高校総体、九州大会で見えた課題をそれぞれが自覚し、常々「前回の自分を1でも越える」という高い意識を持って練習に励む選手たちは日に日に成長している。課題を越えたときに気持ちが強くなり、体力も自然と強化されていく。一人一人の意識や技術の向上がチーム力につながるという好循環が生まれている。

 

 全国での目標は団体戦ベスト8以上。「ワンチャンスが勝利のカギ。強豪と対戦する可能性はあるが、強い気持ちを持って臨めば勝てる力は持っている」と渡辺監督。どの選手が活躍してもおかしくない“チーム力”を武器に、熱い気持ちを持って全国へ挑む。

 

今年のチームは選手層が厚い

 

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