国体クロスカントリー成年男子 荒金真太郎 先駆者として引っ張る覚悟

2018/03/02
  • 国体

 クロスカントリーは陸上競技の長距離種目と同様に持久力が要求される。また、スキーテクニックや雪質に合わせたワックスの選択などの技術も重要になる。県内では競技経験者が少ないことから、他県の競技者と情報交換するなどして競技力向上に努めた。「全力でぶつかる」を信条とする荒金は試行錯誤を繰り返し、「無駄な抵抗を少なくし、スキーを滑らせる感覚をつかんだ。場慣れしていない不安はあるが、技術は昨年より上がったと思っている。あとは微調整するしかない」と自信を持って臨んだ。

 

 今大会の5kmコースは全体的にアップダウンを繰り返すタフなコース。序盤は順調だったが、勝負の分かれ目となる中盤は最低地点から最高地点まで一気に70mを駆け上がる坂があり、ペースが落ちた。試合前に「参加するだけではなく結果を残したい」と話していたが最下位に終わった。だが、荒金自身だけでなく後継者のためにも経験を積んだことは大きい。チャレンジする楽しさを知る荒金の戦いは、まだまだ続く。

 

長い手足を活かし力強く滑走した

 

(柚野真也)

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