国体九州ブロック ハンドボール少年女子 チーム一丸となって国体出場枠を獲得 【大分県】

2023/08/23
  • 国体

 国体九州ブロックでは守備は機能したが、速攻からGKと1対1になる場面をつくるも、コースを狙い過ぎ、ポストに嫌われる場面が多かった。それでも「気持ちを切らさず、声を掛け合って集中した」(若林)。試合前やハーフタイムに選手だけでミーティングをして、「自分たちのペースで試合をしよう。前へ前へ気持ちを出そう」と3年生がチームを引っ張った。

 

 若林がポストプレーで体を張り、古賀美陽(3年)が試合をコントロールし、高山遥奈(同)が得点源となった。3年生の奮闘に2年生も刺激され、本来の力を発揮した。GKの阿波野夢叶が好セーブで勢いを呼び込み、外口彩奈、末広涼らが得点を重ねた。若林は「2年生が力を発揮できたのが大きかった」と下級生の成長を喜んだ。鹿児島国体を最後に若林は競技を辞める。「ずっとハンドボールをしてきたが、次が最後の大会となる。悔いなくやり切るだけ」と集大成に向けて意欲をみなぎらせた。3年生の引退の花道を飾るために、2年生は万全な後押しをするつもりだ。

 

鹿児島国体も大分高校単独チームで臨む

 

 

(柚野真也)

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