別府翔青高校 目指し続けた2連覇 歩みを止めない剣士たちの決意

2017/08/30
  • 国体

 継続的学びの先にある成功体験は10代の彼らにとって大きな意味を持つ。たとえ昨年の勝利が勢いでつかんだものだとしても、勝ち方を覚えた選手たちの表情は頼もしさを感じさせるほどだった。そして、確かな自信を得た上でつかんだ連覇。その強さはもう自分自身のものだ。

 「選手たちはまだまだ良いとき、悪いときの振り幅が大きい。だからこそ、自らの修正点を監督の助言なしに気付けるようになってほしい。伝えれば理解し、修正できるだけの力はすでに持っているのだから。国体では、間違いなく大分県が他のチームからマークされる存在になる」

 

 10月の国体に挑む大分県代表として別府翔青から石井、上野が選出された。「国体での目標は優勝。そのためにも一から自分のスタイルを見直し、大会までにプレーの幅を広げていきたいと」と石井は語り、さらなる高みを見据えた。

 

合宿の前半はフィジカルトレーニングに取り組んだ

 

午前練習終了後のオフショット。左から2人目は共に国体の舞台に立つ豊府高校2年の中村太郎 

 

(塩月菜央)

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