杵築高校・大分ダイビングクラブ・江藤真透 課題をクリアし、コツコツと着実に歩む

2017/08/29
  • 国体

 江藤はこれまでコツコツと努力を積み上げてきた自負がある。大分ダイビングクラブの体験教室で興味を持ち、小学4年生から競技生活を始めた。同クラブ史上一番の恐がりだった江藤は、最大10mの高さから飛び込むことができず、水着を着たまま練習を抜け出し帰宅したこともある。それでもきっと飛べるという指導者の熱心な教えに応え、恐怖を克服した。今では「他の競技にはない爽快感がたまらない。陸、空中、水中と3つの空間を楽しめるのが飛び込みの魅力」と話す。

 

 小学6年生の時に初めて出場した全国大会で入賞したことが転機となった。自分に自信がつき、その後はノースプラッシュを磨き、全国大会出場の常連者となった。練習場が屋外のため、1年の半分しか実戦練習できる機会がない。それでも「短い練習でどれだけ一本一本を集中して飛ぶのか。練習量を言い訳にしたくないし、今できることをやるだけ」とポジティブだ。国体ではチーム大分の得点源として、飛躍が期待される。「一本一本を真剣に飛ぶだけです」と江藤。その成長は現在進行形だ。

 

 

 

(柚野真也)

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