アーチェリー男女 県勢は4選手が出場

2019/03/23
  • 春の全国大会

 全国高校アーチェリー選抜大会(26~28日、静岡県)に県勢は4人が出場する。男子は宮成孝輔(大分東明1年)と江藤優吾(別府溝部学園2年)、女子は筒井楓(大分舞鶴2年)と朝久野奈波(大分東明1年)。シード枠で出場する宮成、筒井は上位入賞への期待がかかる。

 

宮成孝輔

2002年5月20日生まれ、166m、60kg、稙田東中学校出身

 

 1年生ながらさまざまな大会で好成績を納め、シード枠で全国選抜大会への出場を決めた。アーチェリーを始めたのは中学3年の頃。それまではバスケットボールに熱中していたが、「チーム大分ジュニアアスリート発掘事業」で適性を見いだされたのをきっかけにアーチェリーに転向した。高校入学後、初の公式戦となった県高校総体で3年生を抑えて初優勝を飾るなど快進撃を続けている。

 バスケットボールで鍛えた体幹の強さが特徴。集中力も高く、長時間射形を崩さず、正確に射続けることができる。自宅に的を作り自主練に励むなど、練習量も多い。身体能力の高さと天性のセンス、たゆまぬ努力で着実に力を伸ばしてきた。現在は、九州でも1、2を争う選手へと成長を遂げ、「将来はオリンピックに出場したい」と明確な目標を掲げている。

 唯一足りない“経験”もしっかりと積み重ねている。「昨年の全国高校総体は緊張から大敗した。食事が喉を通らないほどショックを受けていた。この経験が一つの転機となった」と元木一成監督。多くの試合を経て、宮成は「成長できたと思う」と自信をのぞかせる。全国での目標はベスト8以上。大会に向け「まだ少し力みが出る」と細かな調整に取り組んでいる。練習通りの力が出せれば、目標達成、それ以上も難しくないはずだ。

 

 

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