アーチェリー 己を律し、己に勝ち、全国上位を目指す 筒井楓(大分舞鶴2年)

2018/09/20
  • 新人大会

 県高校新人大会のアーチェリー個人女子で優勝した筒井楓(大分舞鶴2年)の見据える先は全国大会での上位入賞だ。

 今月15日に行われた団体・個人70mの部予選では、72射(36射×2)で594点を記録し、男女合わせて最高得点で翌日の決勝ラウンドに進んだ。3射5セットマッチの勝ち抜きトーナメントで行われた決勝ラウンドでは、集中力を高め、「普段通りに打てるように緊張感を持って打った」と相手にポイントを与えることなく圧勝した。

 

 筒井がアーチェリーと出会ったのは中学3年の頃。高校でアーチェリー部に所属していた姉の練習を見ていたときに、「たまたま打ったら、たまたま当たった」。あのときの高揚感が忘れられず、そこから矢を射て的に当てる競技に心奪われた。

 幼い頃から剣道をしていたこともあり肩の筋肉は強く、弓を引く力は人並み以上にあった。また、168cmの長身で手足が長いため、矢の速度が速く、少々の風ではブレない。身体的な能力が高く、アーチェリー向きだった。

 

 高校入学を機にアーチェリーを始めたのだが、幸か不幸かアーチェリー部がなかったため、アーチェリー場に足繁く練習に通ううちに、多くの社会人選手などからアドバイスを受け、自分で考えながら競技に取り組むようになった。「練習時間が短いので常に一投目から集中して打つ習慣ができた」と技術的な練習に加え、集中力を養う練習が自然と身に付いた。

 

高校からアーチェリーを始めた筒井楓

 

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