剣道女子 杵築 先手必勝で22年ぶりの全国選抜大会に挑む

2019/03/07
  • 春の全国大会

全国選抜に向けて強化する3つのテーマ

 

・前3人でリードする

・冷静沈着に勝負に挑む

・チームプレーに徹する

 

 

 1月20日に行われた全国高校剣道選抜大会県予選(全国選抜県予選)で女子団体戦を制した杵築。22年ぶり2度目の優勝で全国選抜(3月26~28日、愛知県)への切符をつかんだ。昨年11月の県高校新人大会で優勝して進んだ2月の九州大会では予選リーグで八代白百合学園(熊本)に惜敗。全国選抜ではその雪辱を誓う。

 

 チームを率いるのは杵築高校剣道部のOBである堀郁郎監督。赴任して5年目で、女子を初の全国大会に導いた。新チームは2年生2人、1年生5人の少人数ながら抜群のチームワークで快進撃を見せている。突出した力のある選手はいないが粒ぞろい。主将の宮部葵(2年)を中心に良くまとまっている。

 

 必勝パターンは先行逃げ切り。先鋒、次鋒、中堅の「3人でリードし、しのぎ勝ちたい」と作戦を練る堀監督。そのためにも、「選手たちには気持ちを引き締め冷静沈着に、かつ淡白な試合にならないよう心掛けてほしい」と話す。チーム全員で勝つための執念をどれだけ持てるか、 技術以上に気持ちが試合を左右しそうだ。極度の集中力が求められる剣道というスポーツ。勝負は一瞬で決まる。

 

 堀監督は、明るく、そして負けん気が強い選手たちに程よい緊張感を与えながら、こう抱負を語る。「大分県の代表としての責任と覚悟を持って、全国に挑みたい。応援してくれる方々の期待に応えられるよう、謙虚に上を目指したい」

全国選抜大会に向けてチームの雰囲気は上々

 

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