自転車男子 ロードで全国7位、積み上げた練習成果を発揮した石井海斗(別府翔青2年)

2021/03/24
  • 春の全国大会

 「完走を狙っていた」。県内で開催された全国高校選抜自転車競技大会の男子個人ロードレースで7位入賞した石井海斗は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。普段はオートレースが行われるオートポリスサーキット(1周4.674㌔)、平たんの少ないアップダウンが繰り返される難コースを18周走る。142人が出走し、完走したのは57人と過酷なレースでゼッケン2番(開催県から番号を振り分けられる)を付けた石井は「地元開催なので完走することは絶対条件だった。ゼッケンの重みを感じたけど無心で走れた」とプレッシャーを感じながらもゴールしたことを素直に喜んだ。

 

 自転車との出会いは小学6年生の頃。パンク修理で駆けつけた自転車ショップで競技用自転車を見て一目ぼれ。自転車漫画で興味を持っていたが、実物の自転車を見て「乗ってみたい」と衝動に駆られ、競技を始める。中学を卒業するまでは週2回の練習、自転車部のある別府翔青に入学して本格的に練習を始めた。明珍多久雄監督は「コツコツと練習し、中・長距離の選手として自分の持ち味の登りを生かした走りができるようになった」と成長を見守ってきた。

 

絶妙な位置取りで入賞した石井海斗

 

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