自転車男子 ロードで全国7位、積み上げた練習成果を発揮した石井海斗(別府翔青2年)

2021/03/24
  • 春の全国大会

 順調に力を付けて、勝負の年と位置づけた今年最初の大きなレースに臨んだ。トラック競技のポイントレースでは得意なレース展開に持ち込めず予選敗退。「ショックだったけど気持ちを切り替えた。ポイントレースでは無駄足を使い、ゴール手前のスプリント勝負で負けた」と反省。ロードレースでは完走することを第一に考え、序盤ははやる気持ちを抑え、周りの走りに合わせた。脱落者が出始めた中盤以降は第2集団をキープ。「位置取りがうまく、集団の中で休みながら得意の登りで調整し、最後に自分から積極的に仕掛けたことが結果につながった」(明珍監督)。残り1周で勝負に出る。「実は自分が何位にいるかは分かってなかったけど、(第2)集団のトップでゴールしようと思った」と残り800㍍でスプリント勝負を仕掛ける。同じ集団の2人にゴール前で差し込まれたが、7位でフィニッシュ。石井は「最後の勝負で負けたのは悔しいが、結果には満足している」と振り返った。

 

 大きな手応えと自信を付けた今大会。石井は「全国での自分の力が分かった。練習を続ければ、まだまだ上を目指せる」と明確な目標ができた。6月の県高校総体で優勝し、九州大会、全国高校総体での表彰台を目指す。「必要なことは継続。毎日の練習、体幹トレーニングを続け、自分でレース展開を考え、結果を残したい」とすでに視線は先にある。

次の目標は九州・全国大会での表彰台

 

 

(柚野真也)

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