冬の主役たち(3) ホッケー女子 3年生4人の力を集結し、集大成に臨む 【大分県】

2023/12/12
  • 冬の全国大会

 松村と同じく県が推進するチーム大分ジュニアアスリート発掘事業でホッケーを始めた穴井香湖は身体能力が高く、指示が的確。楠明日香とともに中盤に配置され、攻守の要となる。穴井がバランスを保ちながら相手の攻撃の芽を摘み、楠はパスを散らし積極的に攻撃参加する役割を担う。粘り強い守備を持ち味とする山口花楓はチームスタイルの堅守を体現する選手。全国では攻撃的なチームが多く、どれだけ失点を抑えることができるかがポイントとなる。山口は「1-0、2-1で勝てるような試合をしたい」と最少失点にこだわる。

 

 4人は卒業後も競技を続けるが、一緒にプレーするのはこれが最後となる。楠が「普段は思ったことを言い合うが、試合になればまとまる。それが私たちの強さだと思う」と言えば、穴井は「入学した時から全国で勝つことを目標としてきた。3年間の集大成として悔いが残らないようにすべてを出し切りたい。その先に勝利がある」とうなずいた。四者四様の力を集結して、目標のベスト8以上を狙う。

 

全国選抜が集大成の場となる

 

 

(柚野真也)

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