冬の全国大会特集(8) 駅伝男子 大分東明 上り調子の3年生がカギを握る 【大分県】

2023/12/11
  • 冬の全国大会

 昨年「花の1区」を走った松井一(3年)は好調を維持。今年は名実ともにエースとしてチームを引っ張る。松井は「留学生がいないので爆発力はない。それだけに1区から出遅れは許されない。自分が1区を走り、流れをつくりたい」と強い覚悟を示す。キャプテンの末永倫輝(同)も昨年の出走メンバーで、大会の雰囲気を経験しており、気負いなく安定した走りを見せてくれそうだ。「県予選の頃より状態がいい。8位入賞を目指せる位置にいる」と実感を込めた。

 

 昨年はメンバー入りしながら出走できなかった土谷春樹(同)は、長距離区間となる4区を狙う。今大会で競技生活にピリオドを打つため、最後のレースに懸ける思いは強い。また、奥村監督が「隠し球」と期待する有田湊(同)が、ここにきて急激に調子を上げている。1年時に出走経験のある実力者だったが、好不調の波が大きく計算できなかった。奥村監督は「3年生は最後の大一番に向けてモチベーションが高い。競い合わせて、最高のメンバーを選びたい」と話し、出走する選手については大会前日まで熟考するつもりだ。

 男子の全国高校駅伝は24日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の7区間42.195kmで行われる。

 

「入賞を目指す」と語ったキャプテンの末永倫輝

 

 

(柚野真也)

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