春の高校バレー県予選前特集 女子(2) 戦力が整い、勢いを増す大分西 【大分県】

2023/10/23
  • 冬の全国大会

 来月3日、全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の県予選が始まる。女子は28チームが参加し、夢舞台を目指す。24連覇を目指す東九州龍谷(東龍)を優勝候補筆頭に、対抗馬の大分商業も確実に絶対王者との差を縮めている。今大会は長年続いた4強の壁を崩した大分西や別府翔青がシードを獲得するなど県内の勢力図に変化が起きた。今回は4強の戦いを展望する。第2回は勢いのある第3シードの大分西だ。

 

 今大会もシード権を獲得した大分西は、新勢力として県内の高校女子バレーボールのパワーバランスを大きく変えた。浅井和佳(3年)や神田詩歩(同)ら中学の頃から実力のある選手が入学し、最近は中学で県選抜に選ばれた選手も加わっている。「力のある選手が多く、勢いがある」と他校の監督は評価する。

 

 6月の全九州体育大会では、東龍、大分商業に次ぐ3番手として出場。予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントに進出し、大分西の名を知らしめた。その後に3年生が部活を引退して新チームへと代替わりしたが、キャプテンの和田結那(2年)を中心にチーム力を高めた。外部指導者の浅井帆乃佳監督の指導のもと、レシーブ力を強化し、個人の能力頼みであった攻撃もパターンを増やした。9月の1、2年生主体の大会となる「県高校フレッシュバレーボール優勝大会」では、「3年生が抜けて弱くなったと言われたくなかった」(和田)と、勝負にこだわり優勝した。

 

1、2年生の成長が著しい大分西

 

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