冬の主役たち(5) ラグビー女子 憧れの花園に立った長谷部彩音(大分東明3年) 【大分県】

2023/01/09
  • 冬の全国大会

 高校ラグビーの聖地・花園のピッチに立った長谷部彩音は、確かな爪痕を残した。高校3年生以下の女子選手から44人が選出され、東西2チームに分かれて対戦する「U18花園女子15人制」の西軍の先発メンバーとしてフル出場した。長谷部は「(44人に)選ばれたことがうれしかったが、実際に花園で楽しくプレーできて最高だった。100点満点、悔いはない」と満面の笑顔で言い切った。

 

 小学5年のときにタグラグビーに触れ、中学からクラブチームの大分ウイメンズでラグビーを始めた。母・さおりさんは「幼い頃から活発で人形遊びなどしたことがなかった。兄の影響でラグビーを始めたけれど、いつも心配だった」と振り返る。親の心配をよそに、けがも恐れないアグレッシブなプレーで突き進む。中学の頃は身長が小さく、選抜チームに選ばれたがリザーブに回ることが多かった。「試合にあまり出られず悔しかった。高校は男子と一緒に練習すれば絶対成長できるし自信がつく」と、大分東明に入学した。

 

花園で活躍した長谷部彩音

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ