ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 ラグビー 両校優勝、大会3連覇を成し遂げた大分東明

2021/11/20
  • 冬の全国大会

第101回全国高校ラグビーフットボール大会大分県予選

11月7日 大分市市営陸上競技場

決勝

大分東明14-14大分舞鶴

※抽選にて大分舞鶴が代表権獲得

 

 3年前、大分舞鶴の34連覇を阻止し、花園初出場を果たした大分東明。歴史的瞬間に響いた歓喜の声は、いまだに脳裏に焼き付いている。そこから大分の高校ラグビー界はがぜん面白くなった。1強から舞鶴と東明の2強時代へ。公式戦の決勝では常に2校が対戦し、県予選とは思えない熱戦が繰り広げられた。

 

 「これまで2年連続花園に出場しているが、それはあくまで先輩の成果。自分たちの代のラグビーで花園に出場する」。そう誓いピッチに立った東明フィフティーン。

 試合は舞鶴の猛攻を防ぐ “我慢の時間”が続いたが見事な集中力でしのぎ切った。前半22分、後半15分にトライを許し、14-0と引き離された後も冷静に対処し、チャンスを待った。

 じわりじわりとフォワード戦に持ち込む舞鶴に対して、東明には一発で仕留める力がある。後半18分に驚異の突破力を見せたナンバー8のダウナカマカマ・カイサ(2年)のキックをウイングのナブラギ・エロニ(同)が受け、そのままトライを決める。そのわずか2分後にはセンターの日隈太陽(3年)がゴール中央にトライ。コンバージョンキックも2本とも決まり、一気に同点に追い付いた。

 

同点につながるトライを決めた日隈太陽

 

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