
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
高校バレーボールの集大成の舞台である「春の高校バレー」の季節がやってきた。今月30日から県予選がスタートし、全国への出場権を懸けた熱い戦いが続く。今回は注目選手とそのライバルを紹介する。
ミドルブロッカー 嵯峨暖菜(大分商業3年)
2003年4月23日生まれ、169cm、稙田南中学校出身
1年生の頃からコートに立ち、一つずつ成長の階段を確実に歩んだ自負がある。1年目は速攻が要因で、「トスが上がらない悔しさを感じた」。2年目はエースとなり、「フェイントを覚えた」。3年目はパワーが備わり、「ブロックアウトで点が取れるようになった」。最後の大会に向けて、「最高の状態。大商のエースとして誰よりも点を取る」と心身ともに充実感を口にする。「同じ相手(東九州龍谷)に3年間負けるわけにはいかない」
気になる選手は?
佐村真唯&折立湖雪(東九州龍谷3年)
1年生の頃に日本一を経験し、全国の舞台を踏んでいる。二人とも3年生になってエースとしての自覚が強く、チームを引っ張っていこうとする覚悟を感じる。ただ、“大分のエース”は譲れないし、今度こそ私たちが春高に行く。絶対に負けたくない。
アウトサイドヒッター 佐藤花楠(国東3年)
2004年2月6日生まれ、170cm、日田北部中学校出身
最高到達点は入学時から15センチ以上伸び、今は300センチ近くとなるハイジャンパー。どのポジションも器用にこなし、監督の与えたタスクを確実にこなす。1年生の頃から先発メンバーに名を連ね、「先輩や監督、保護者に恩返しをしたい。それには勝つしかない」と最後の大会に懸ける思いは強い。コンディションは「万全!」と言い切るほど絶好調。大分商業、東九州龍谷に「2連勝して春高の舞台に立つ」と勝利宣言が飛び出した。
気になる選手は?
嵯峨暖菜(大分商業)
絶対に負けたくない相手。中学の頃からライバル。得点もジャンプ力でも負けたくない。ブロックでシャットアウトして、嵯峨の上からスパイクを叩き込みたい。大分商業に勝って、東龍の折立、佐村両エースも止める。最後に笑うのは私たち!
アウトサイドヒッター 折立湖雪(東九州龍谷)
2003年12月29日生まれ、171cm、千代中学校出身(福岡県)
エースとしてプレーでチームを引っ張り、明るい振る舞いでチームを盛り上げるムードメーカー。昨年のエースと比較されることを受け止め、「自分なりの色を、私にしか出せない色を出したい。気持ちを前面に出したプレーで日本一になる」と吹っ切った。最後の大会に向けて、「自分たちの代で日本一になる。チームが苦しいときに得点するのがエースの仕事。信頼して上げてくれたボールを打ち込むだけ」
気になる選手は?
嵯峨暖菜(大分商業)
キャプテンであり、チームの得点源。1年生の頃から試合に出ていて、スパイク決定率が高い。県予選は負けられないプレッシャーが本大会より強いけど、日本一になるために負けるわけにはいかない。全力で倒しにいき、春高に勢いがつく試合にしたい。
(柚野真也)
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