
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
3連覇を目指す大分は決勝までの4試合で30得点、決勝で対戦する日本文理大学付属の27点を上回る攻撃力を見せつけているが、ここまで1失点以下で抑える守備力が光る。準決勝の大分西戦で好セーブを見せたGK塩治晴士(2年)は「相手の良さを消す守備ができている。ロングボールやセカンドボールの処理、攻め上がった時のリスク管理などが徹底できている」と胸を張る。
チーム全体に「安定した守備が攻撃を呼び込む」ことが共通理解としてある。新チームとなった2月の県高校新人大会では準決勝敗退、7月の県高校総体では準優勝とタイトルを取れなかった時期を経て、もう一度、原点に立ち返ることで立て直しを図った。1年生の頃から主力として出場するDF竹谷悠(3年)は、「ゼロに抑えれば必ず得点ができるし、勝てる。(守備時に数的有利を作る)プラスワンで穴埋めすれば崩されることはない」と決勝に向けて気を引き締める。
攻撃陣は今大会13点のJ3福島内定の堤聖司(3年)を擁し、田中脩人(3年)や前園陽人(2年)のセカンドストライカーも好調を維持している。前線のコンビネーションやセットプレーなど得点パターンも多彩。小野正和監督は、「決勝戦はどんな形でも競り勝ちたい。そのためにも誰をどこに配置するかを整理したい」と言い、次の試合を見据えた。
今大会全試合で、1失点以下に抑えている大分
堤聖司(3年)
準決勝を終えての感想は?
PKを外して自分が試合を崩してしまった。そんな中で仲間が支えてくれた。この悔しさを決勝にぶつけたい。ただ、気負い過ぎると良くないので、チームがもっといい雰囲気になるように心掛けたい。
日本文理大学付属の垣内太陽選手が14得点。優勝と得点王の2冠を狙うためには2得点が必要です。
そこはあまり考えないようにしているが、優勝するためには得点が必要。自分の役割は得点なので、チームの勝利に貢献するためにも得点は狙い続ける。
決勝戦への意気込みを聞かせてください。
文理(日本文理大学付属)とは2回対戦し(県高校新人大会、県高校総体)勝っているので嫌なイメージはない。相手は勢いがあるけど自分たちも負けていない。自分の代で、自分がキャプテンのときに全国選手権の出場を止めたくない。勝つことしか考えていない。
(柚野真也)
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