春の高校バレー女子県予選特集③ 結束を深めた臼杵、限られた戦力で全力を尽くす

2020/10/21
  • 冬の全国大会

 全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の女子県予選が24日からはじまる。今年は新型コロナウイルスの影響により新チームとなってから真剣勝負の場は少なく、対戦データのない一発勝負となる。第3回は県高校総体終了後に大半の3年生が引退し、一足早く1、2年生中心のチームとして新たなスタートを切った臼杵。ポジション変更などもあり、現在は“新しい臼杵スタイル”を模索している真っ最中だ。

 

 新チームになった4月から新型コロナウイルスによる部活動休止、監督交代と環境の変化に踊らされた感があるが、選手に戸惑いはない。それどころか、「春の高校バレー県予選優勝」という大きな目標を得て、選手たちはにわかに活気づいている。練習を行う体育館には気合いのこもった声が響き、並々ならぬ意気込みが伝わってくる。

 

 チームをまとめるのは新キャプテンの東夢羽(2年)。根性があり、物おじしない性格。誰よりも声を出し、「私が先頭を切って戦う」と強い覚悟を見せる。前キャプテンの金子沙耶(3年)は「思ったことをしっかり口にできる頼もしい存在。厳しいことも言うが、空気の流れを変える力がある」と信頼を寄せている。

 

1、2年生中心のチームとなった臼杵

 

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