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コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バレー男子編②

コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バレー男子編②

 全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)が、いよいよ開幕する。女子は今月24日から、男子は同31日からはじまり、男女ともに11月8日決勝戦が行われる。今大会の注目選手を紹介するとともに、ライバルとなる他校の気になる選手を聞いた。

 

三代竜也(大分工業3年)

アウトサイドヒッター、2002年12月14日、180cm、66kg、緒方中学出身

 

 

 試合や練習で雰囲気が悪くなっても持ち前の明るさで空気の流れを変える、別名「演芸部長」。チームに欠かせないムードメーカーであり、本人もその役割を自覚している。一見おちゃらけているように見えるが、実は真面目で頑張り屋。バレーボールに対する思いも人一倍強い。1年生の頃にけがで数カ月の離脱を余儀なくされたことを機に、「休養、食事、睡眠」の大切さを実感し、学校近くで下宿を決断。ベストな環境で体づくりに励んできた。3年生になった今もその力は伸びており、今後の仕上がり次第で勝利のキーマンになり得る存在。

 

気になる選手は?

城井隆匡(大分南3年)

 中学時代同じチームでプレーした仲間であり、今はライバルであり友人。別々の高校に入ってからも試合前後には話すことが多い。お互いに悩みを相談したり、たまに「お前がエースだから頑張れよ」など、発破をかけられることもある。スパイク決定率の高さなど、プレーについては学ぶところや、すごいと思うところがたくさんある。長年の友人で、良く知っている相手だからこそ対戦したら絶対に負けたくない。

 

城井隆匡(大分南3年)

アウトサイドヒッター、2003年1月28日、177cm、64kg、緒方中学出身

 

 

 羽田野拓実(大分南3年)とともに憧れであり目標だった春の高校バレーのコートに立ち、新チームになってからは2枚エースの一人としてチームを引っ張る。身長はそれほど高くないが、最高到達点は326㌢と跳躍力を生かしたキレのあるスパイクが持ち味。「気持ちが乗れば乗るほど、スパイク決定率は上がる。その反面、気持ちに余裕がなくなることもあるので冷静にプレーできるかがポイントになる」と柿原茂徳監督。好不調の波はあるが爆発力は折り紙付き。「もう一度、オレンジコートでプレーしたい」と2度目の春の高校バレー出場を目指す。

 

気になる選手は?

三代竜也(大分工業3年)

 会うたびに身長が伸びている。今は180㌢を超えたと聞いている。中学生の頃は同じチームでプレーしていて、僕より小さかったのに…。オールラウンダーでチームの中心となって活躍しているので、怖い存在。決勝で対戦することを楽しみにしている。残り1カ月でお互いが最高の状態でコートに立てるようにしたい。点の取り合いになって、打ち勝つ試合になれば最高。絶対に負けない!

 

佐藤聡一朗(別府鶴見丘3年)

アウトサイドヒッター、2002年、6月10日、174cm、60kg、緒方中学校出身

 

 

 副キャプテンであり、リベロに次ぐ守備の要。何事に対しても一歩引いてしまう部分があったが、舞裕太監督から「もっと前へ出ろ」と背番号5(GO)をもらい、変わりつつある。春の高校バレー県予選の目標は“相手が何も打つ手がないほどの完全勝利”。「去年大分南に負けたとき、僕はコートの外で見ることしかできなかった。悔しかった。今年はレギュラーとしてコートに立ち、攻守共にチームに貢献したい」と決意を語った。現在は、レギュラーの座を目指し、ひたむきに練習に励んでいる。

 

気になる選手は?

城井隆匡(大分南3年)

 大分南のエース。インパクトがあって、どんなボールも振り抜いてくる。崩しても打ってくるのですごくやりづらい相手。なんとか押さえ込みたい。ライバルだが、普段はいい友だち。いつも明るくて周りを笑顔にしてくれる。よく話すので、お互いの「最後の春高にかける思い」はよく知っている。対戦したら全力でやりあって、悔いが残らないようにしたい。

 

 

(甲斐理恵)