全国高校ラグビー大会県予選 大分舞鶴、貫禄勝利で決勝へ

2019/11/08
  • 冬の全国大会

 第99回全国高校ラグビー大会県予選大会は3日、大分市の駄原球技場で準決勝2試合が行われ、第1シードの大分舞鶴と第2シードの大分東明が決勝に進出した。決勝は10日の午後1時5分から同会場でキックオフ。

 

「らしさ」でつかんだ1勝

 

準決勝

大分舞鶴83-0高田

   (40-0)

   (43-0)

 

 今季、県高校新人大会で大分東明にまさかの負けを喫し、高校総体では辛勝した。全国大会出場を懸けた県予選で34連覇を目指す大分舞鶴は、準決勝2試合目に登場。高田高校を相手に、フォワードとバックスの全員攻撃を緩めず、前後半合わせて13トライを奪った。

 

 密集から矢を放つようなスピード感あるパス展開、そしてモールをインゴールに押し込んでのトライ。舞鶴の「らしさ」が随所に見られた試合だった。前半3分にラインアウトからモールで20㍍押し込みトライを奪う。同7分にはラックから左に展開、その2分後には同じような形から今度は右に展開して連続トライと一気に点差を広げた。

 

 後半もスクラム、ラインアウトなどセットプレーから確実に得点を積み重ね、最後まで守備は固く、終わってみれば83-0で圧勝した。しかし、ミスからの反則が目立ち、後半から出場したキャプテンの山田大斗(3年)は、「決勝までにどれだけ早く修正ができるか」を課題に挙げた。

 

 堀尾大輔監督は、チームに「最後の一戦だと思って戦うように」と話しているという。負けることの悔しさを知り、猛練習を重ねてきたチームが、決勝でどんな戦いを見せるのか。多くのラグビーファンが楽しみにしている。

 

34 連覇を目指す大分舞鶴

 

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