バサジィ・バレー 逆境を力に変えて

2018/05/30
  • バサジィ大分

 5月20日に行われた「天皇杯・皇后杯全日本6人制バレーボール選手権大会」九州クラブブロック予選は不完全燃焼に終わった。この試合はバサジィの選手たちに何をもたらすのか。コーチや選手の言葉を踏まえつつ、チームが置かれた現状をレポートする。

 

 今年最初の公式戦となった天皇杯・皇后杯九州クラブブロック予選に勝ち、九州ブロック予選に進出する狙いだった。初戦の福岡春日シーキャッツに0−2で敗れ意気消沈。続く北九州ブルースプリングスには2−0で勝利したが、望みはかなわなかった。課題ばかりが噴出した試合というのが大方の見方だろう。

 

 とはいえ、そこまで悲観する内容ではなかったようにも思う。「内容的にはできた部分と課題が残った部分があった」。西原大樹コーチが語ったように、機能しなかった部分がなかったわけではないが、攻撃に関しては一定の成果が得られたように感じる。今年に入って取り組んだスパイクの個別練習の成果は発揮できた。エースの伊藤あかねのバックアタック、山下志保の巧みなブロックアウトは要所で決まった。「相手を見て打てるようになった。点を取るバレーができた」と山下は手応えを語っており、プラス要素と言ってもいいはずだ。さらに言えば、ここに新加入の藤古彩乃のセンター攻撃が加われば、バリエーションが生まれ、得点力アップにつながるはずだ。

 

敗戦を糧に再出発を図る

 

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