バサジィ・フットサル 魂を込めたプレーでゴールへ突き進む森村孝志
2017/09/01
- バサジィ大分
5連敗中と低迷するチームで一人気を吐いているのが森村孝志だ。17日からトルクメニスタンで開催される「第5回アジアインドア&マーシャルアーツゲームズ」に、フットサル日本代表として参加する。森村は「代表に選ばれるようになり高いプレーレベル、高い意識を保てるようになった」と自覚が芽生え、チームの中心選手へと変貌している。
「ブルドーザー」。バサジィの一部のサポーターたちは森村をそう呼んでいる。由来は切れ味鋭いスピードと相手に競り負けない強靭なフィジカルにあるが、なりふり構わずゴールを目指すがむしゃらさもそのひとつだろう。昨季はリーグ戦で15ゴールを叩き出し、エース仁部屋和弘に次ぐチーム2位を記録した。真価が問われる今季の開幕前、森村に今季の目標を問うと、彼ははにかみながらこう言った。
「チームトップスコアラーになりたい。自信? それがなかったら生き残れませんよ」
今やFリーグ注目の成長株である森村だが、ここに辿り着くまでの道のりは決して平坦ではなかった。バサジィに加入する半年前にサッカーからフットサルに転向し、Fリーグのセレクションを受けた。フットサル経験の少ない荒削りな才能にオファーが届くことはなかったが、ピヴォのポジションを探していた吉武茂郎監督(当時はコーチ)の目に留まった。
今季から背番号11を背負い、チームを引っ張る