トリニータ 恩返し弾とイニエスタ封じを誓う前田凌佑

2019/06/21
  • 大分トリニータ

 前節の名古屋戦に5試合ぶりに先発復帰し、最終ラインの前で左右に幅広く動き、ピンチの芽を摘んだ。想定以上に名古屋の猛攻に苦しんだが、最少失点で終えたのは前田の奮闘があったからこそ。「攻守で目立つようなプレーはできないけど、チームのために走ることはできる。それが自分の特徴だから」。周囲を生かす献身性は、捨て難い武器である。

 

 今節はジュニアユースの頃から10年在籍した古巣が相手。「イニエスタと一緒にプレーするのではなく、大分の一員として対戦するためにいる。俺がイニエスタに何もさせない。ゴールのイメージもできている」と顔を上気させた。今季の対戦カードが決まったときから「アウェー神戸戦の準備はしてきた」。リーグ戦5試合ぶりの勝利だけでなく、もう一度チームに勢いをもたらす試合とする強い覚悟で挑む。

 

神戸戦に向けて気合がみなぎる前田凌佑

 

(柚野真也)

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