大分トリニータU-18 目標に届かずも、輝いた成長の軌跡 【大分県】
2024/12/21
- 新着
- 大分トリニータ
大分トリニータU-18は、九州の強豪クラブや高校がしのぎを削る年間リーグ戦「プリンスリーグ九州」を戦い抜き、惜しくも3位でシーズンを終えた。上位2チームに与えられる「プレミアリーグプレーオフ」への出場権を逃し、目標だったプレミアリーグ昇格は果たせなかった。今年の全日程を終え、高校3年生たちは引退する。
プリンスリーグ九州の序盤は苦しみながらも、チームは徐々に調子を上げた。終盤には勢いに乗り、残り2試合を残した時点で2位と好位置につけていた。しかし、最後の2連敗が響き、目の前にあったプレーオフ出場権を逃した。キャプテンの後藤雅人(3年)は「1勝の重みを身に染みて感じた。最後の2試合は自分たちのミスが多く、それが失点につながった。なんとか自分たちの形に持ち込もうとしたが、最後の精度が足りなかった」と唇をかむ。
今年のチームは要となる選手を欠いた状態でスタート。局面を打開できるMF小野誠竜(同)ら有力な選手はいたものの、突出した戦力が不足しているのは明らかだった。4月に始まったリーグ戦でも序盤は思うように勝ち点を積み上げられず、苦しい状況が続いた。
リーグ後半戦は一体感で巻き返し、上位に浮上した