大分トリニータ 勝利を引き寄せる逆襲の象徴・鮎川峻 【大分県】

2023/08/16
  • 大分トリニータ

 30節の藤枝戦でホーム5連敗を阻止し、4試合ぶりの勝利を飾った大分トリニータ。7月に広島から育成型期限付き移籍で加入した鮎川峻が、移籍後初得点を挙げた。下平隆宏監督は「ぐいぐいチームの輪に入るタイプでないので心配だったが、(移籍後)初先発の期待に応え、彼らしいプレーで点を決めてくれた。これでチームの一員になってくれた」と喜んだ。

 

 トップ下や2列目のサイドも柔軟に対応できるオールラウンダー型FWの鮎川は、移籍後は与えられたポジションでしっかり役割を果たしていた。藤枝戦ではポストプレーを得意とする長沢駿とプレーしたことで、本来の輝きを放った。「(長沢)駿くんが体を張って起点をつくってくれるので、トップ下の位置で自由に動けた」(鮎川)。長沢と付かず離れずの距離感を保ち、縦パスが入ると長沢から落としのパスを受けてドリブルで仕掛ける。藤枝戦では鮎川の推進力が攻撃の勢いをつけた。

 

移籍後初得点を決めて喜ぶ鮎川峻

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ