大分トリニータ 開幕から10試合の戦いぶりを振り返る 【大分県】

2023/04/21
  • 大分トリニータ

序盤戦の総括

 

 開幕から10試合を終えたJ2リーグ。大分トリニータは7勝1分2敗、勝点22で2位にいる。首位攻防戦となった10節・町田戦を落としたのは悔やまれるが、それ以外は攻守に内容が伴った試合で勝点を積み上げてきた。下平隆宏監督は「この時期に順位うんぬんを意識することはないが、昨年よりいいスタートが切れている。自分たちのベースがあり、試合をしながら課題を修正し、成長できている」と振り返った。

 

 好調の要因は何より、選手たちのチームスタイルへの自信だろう。昨季後半から浸透してきた攻守の切り替えの速いサッカーを、今季序盤もしっかりと継続できている。その中核を担うのが中盤の野村直輝だ。多彩な技術とパスセンスで攻撃をけん引。彼を軸に左MFの藤本一輝、1トップの伊佐耕平が連動し、決定機を生み出している。上夷克典が統率する最終ラインは、攻撃の組み立てに改善点はあるものの、守備においては試合ごとに安定感を増している。キャプテンの梅崎司は「負けた2試合(大宮、町田)は相手に球際で上回れなかったが、それ以外は戦う姿勢を見せることができた」と好感触を口にした。

 

戦う姿勢でチームを引っ張る梅崎司

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ