大分トリニータ 昇格へのラストピース、金崎夢生がチームの起爆剤となる

2022/08/22
  • 大分トリニータ

 金崎夢生が帰ってきた。青いユニフォームを身にまとい、13年ぶりにホームのピッチに立った。プロのキャリアをスタートした大分のファン、サポーターの期待を感じていた。いつになく緊張していたようだが、下平隆宏監督の「復帰戦なので楽しんでこい」との言葉で落ち着いた。32節・岩手戦に2トップの一角として先発出場し、交代するまでの64分間、前線で動き回り攻撃を活性化させた。「手探りだったが、コミュニケーションを取りながらプレーできた。ゴールという目に見える結果は出なかったが、コンディションが上がれば結果は出る。チームの起爆剤になりたい」と汗を拭った。

 

 チームに合流して5日でピッチに立ったが、名古屋や鹿島など国内強豪クラブの他、海外クラブを渡り歩いた経験がある。「日本人なのでコミュニケーションは取れるし、これまで何チームも移籍した。試合に向けて、練習からイメージを共有できた」と積極的に話し掛け、互いのプレーの特徴を確認した。増山朝陽は「(金崎から)コミュニケーションをとってくれたので、なじみやすかった」と言えば、弓場将輝は「もっと『俺が俺が』という選手だったと思っていけど、プレーは献身的だし、親しみやすかった」と話す。

 

練習から全力の金崎夢生

 

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