大分トリニータ J1復帰へ、下平体制スタート「帰るべき場所に戻る」

2022/01/18
  • 大分トリニータ

 1年でのJ1復帰を目指す大分トリニータが動き出した。大分スポーツ公園の練習場に下平隆宏新監督以下、全スタッフ、31人の選手が集結。全体ミーティングの後にランニング、サーキットトレーニング、パス練習など初練習を行った。下平監督はミーティングで今季の目標を勝ち点84と設定し、「J1昇格ではなく『J1復帰』。大分トリニータはJ1にいるべきチーム。帰るべき場所に戻る」と強調した。

 

 今月6日に大分入りした下平監督は練習場のスタッフルームに入り、ホワイトボードを見て驚いた。片野坂知宏前監督が書いた「J1に昇格してほしい」とのメッセージを見て、「プレッシャーだよ」と笑いながらも、「カタが組織的で、いいチームをつくり上げてくれた。より攻撃的なサッカーで県民に応援されるチームをつくりたい」と改めて思ったという。

 

 同い年の下平監督と片野坂前監督は旧知の間柄である。高校3年時に全国高校サッカー選手権の1回戦で対戦してからのライバルだ。現役時代は柏レイソルで一緒にプレーし、指導者になってからはよく話を交わす仲となった。下平監督は監督就任が決まってから片野坂前監督に連絡をとり、選手の特徴や性格などを聞いたという。どれだけの引き継ぎがあったか知る由もないが、初日から下平監督と選手のコミュニケーションはスムーズだった。

 

新シーズンがスタートした大分トリニータ

 

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