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トリニータ 香川勇気インタビュー「いつでも、どんなボールでも出せる技術をもっと磨いていかないといけない」

トリニータ 香川勇気インタビュー「いつでも、どんなボールでも出せる技術をもっと磨いていかないといけない」

大分トリニータは20日、昭和電工ドーム大分で横浜FCと対戦する。DF香川勇気選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は17日付本紙に掲載)

   

 左ウイングバックとしてスタメンに定着した香川勇気選手。2015年、大卒ルーキーとしてJ3に昇格したばかりの山口に加入後、22試合に出場しJ3優勝、J2昇格に貢献した。長崎、東京を経て今季トリニータへ。「左サイドを駆け上がり、攻撃や守備でしっかりバランスを取りながら、左足からのクロスの精度の良さを発揮してトライしてくれています」と片野坂知宏監督も高く評価する。

 

 

―連戦が続いていますが、気を付けていることはありますか?

 今年に限ってですけど、フィジカルトレーナーの(佐藤)淳さんといろいろ相談する中で、自分はあんまり休みすぎると良くないようなんで、完全にオフにするのではなく、ある程度動いて調整していきながら調子を上げていくという方向でやっています。おかげで、今は高いレベルでのコンディションの維持ができています。

 

―(相手チームは)誰が出てくるか分からないし、トリニータのほうもコンディションの関係で誰が出るか分からないことが続いています。今季、そういう部分での難しさを感じていますか?

 そうですね。少し違和感があったりして休んだりする選手が多い中で、1試合1試合、連係の部分というのは少しずつ違ってきます。中2日、中3日の連戦なので、やっぱり(連係の確認の)時間が少ないかなと感じています。

 

―たとえば左のシャドーに高沢優也選手が入ると、左ウイングバックの香川選手、左サイドバックの三竿雄斗選手と左利きが3人タテに並びます。攻撃はすごくうまくいっていると思いますが、守備の面ではどうですか?

 相手によって守備の仕方が少しずつ違いますが、お互い細かくコミュニケーションを取りながら、うまくやれているかなと思います。

―フリーでボールを受けて(中に入る選手へ)クロスを上げる。これまで試合や練習を重ねてきて、タイミングなど合ってきましたか?

 そうですね。これまでの試合でクロスの部分は改善されているし、中もしっかり2人とか、複数人入っているので、ある程度できているんじゃないかなと思います。でもまあ、もう少しゴールに近いところへクロスを上げたり、ゴールという結果がまだ出ていないので、そこはもうちょっと中と外とで合わせていければいいなと思っています。

 

―中に入る選手と話し合ったりしていますか?

 選手によって入り方や欲しいボールが違うので練習や試合の最中でも話をするよう心掛けています。ただ、やっぱり要求されるボールをしっかりと出していきたいので、そこはいつでも、どんなボールでも出せる技術をもっと磨いていかないといけないなと思っています。うまくクロスを蹴れるようになるには反復して練習していくことが全てじゃないかなと思っています。

 

―次戦に向けての意気込みをお願いします。

 今年は連戦で、しかも過密日程。試合も観客数が限られていることもあり、なかなかスタジアムで見る機会が少ないかもしれませんが、僕たちは常に全試合、全力で戦っていますので、テレビでもスタジアムでも応援よろしくお願いします。

 

(小野郁)

=プレー写真は大分トリニータ提供=

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