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トリニータ 三竿雄斗インタビュー「しっかり自分と向き合って、リラックスして試合に臨む」

トリニータ 三竿雄斗インタビュー「しっかり自分と向き合って、リラックスして試合に臨む」

 大分トリニータは17日、ホームの昭和電工ドーム大分で鹿島アントラーズと対戦する。DF三竿雄斗にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は16日付朝刊に掲載)

 

 今シーズン、鹿島から完全移籍で加入した三竿雄斗選手。「僕、東京出身ですが、都会のごみごみした感じがあまり好きじゃなくて、きれいな田舎が好きなんです。大分の町ってきれいだし、自然も繁華街もあるし、飯もうまいし、温泉もいい」とべた褒め。サッカーについては「積極的に攻撃に関わっていかないと、僕が試合に出る意味がないです」と、表情をきりりと引き締めた。

 

―神戸戦では後半の早い時間帯に追いつきましたね。試合中、心掛けていることは。

相手のミスを見逃さずに得点することは大事で、逆に自分たちもイージーなミスをしないよう気をつけています。給水タイムは監督から具体的な修正の指示があるなど、皆で集まって話せるので、活用していきたいと思います。

 

―6位という順位については。

目標は残留ですが、連勝すれば上が見えてくるはず。シーズン当初のフレッシュな気持ちを思い出し、頭の中をクリアにすること。「勝ちたい」気持ちプラス、一人一人がしっかり自分と向き合って、リラックスして試合に臨むことが大事だと思います。

 

―鹿島ではグロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)に苦しんだようですね。

 (湘南から鹿島に)移籍後、3、4カ月して痛くなり、回復して試合に出ても、またすぐに激痛に見舞われる。それを4、5回繰り返すと、一生治る気がしなくて精神的にもきつかったです。結婚して子どもが生まれたばかりだったことが支えでもあり、唯一の楽しみでした。振り返ると、それまでは漠然と生きていたので、いろいろ考えるきっかけにもなったし、改めてサッカーができるありがたさを感じています。

 

 ―コンディションづくりで気をつけていることは。

4年前から個人的に栄養士をつけ、体の状態を伝えて食事のアドバイスを受けています。オフの日などは自分へのご褒美として家族でおいしいものを食べに出掛けています。この前、初めてスッポンを食べました。オレンジジュース割りの生き血を飲んだのですが、口の中を切ったような感じがしました(笑)。大分の食を満喫しています。

 

―鹿島戦には弟の健斗選手も出場しそうですが、三竿選手にとって、どういう存在ですか?

小さい頃から僕のサッカーの試合について来たり、小学校や東京ヴェルディなど同じチームでした。鹿島は弟の方が先に入りました。弟は半年ぐらい試合に出られず苦しい時期もあったけど、試合に出だしたら半年後には日本代表。そこまでいったな~って感じです。あいつ、(僕の)子どものことが大好きなんで、よくLINEで写真を送っています。今の鹿島は僕がいた時とはメンバーが入れ替わっていますがチーム力は変わらず、特に夏場は強い。古巣だし、弟もいるし、試合に出たらしっかり自分の力を出し切って絶対負けたくないと思っています。

 

(小野郁)

=プレー写真は大分トリニータ提供=

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