TURNING POINT〜つきぬけた瞬間〜#01 「失うものは何もない」(坂井大将・テュビズ)

2017/08/08
  • ターニングポイント~つきぬけた瞬間~

競技人生におけるターニングポイントに焦点を当てた新連載がスタート。

第1回は20歳ながら国際大会の出場経験豊富な坂井大将。

大分トリニータからベルギー2部リーグへの移籍が決まった稀代のゲームメーカーが

新天地での意気込みを語った。

 

 

 自身の成長を求め、新天地ベルギーに旅立った坂井大将。20歳のフットボーラーは、小学校卒業と同時に長崎の親元を離れ、大分トリニータアカデミーに入団するために越境入学した。「あの時は右も左も分からず、友だちもいない大分に来た」と振り返る。今回の移籍は「小学生のとき以来の決断」だったようだ。

 

 8月3日、大分トリニータから「坂井大将、ベルギー2部のAFC Tubize(テュビズ)へ1年間の期限付き移籍」の一報が流れた。その3日後に大分フットボールクラブ本社の記者会見場で、榎徹社長は「人生のなかで大きな決断を迫られるときがある。より厳しい方、より難しい方の決断をしたことになるが、彼にはひと回りもふた回りも大きくなって大分に帰ってきて、我々に力を貸してくれることを期待している」と快く送り出した。

 そして、これに応えるように坂井は、「心技体たくましくなって、僕がトリニータに帰って来た時にJ1で輝き続けるチームにできるように成長したい。失うものは何もないので精一杯頑張りたい」と決意を語った。

 

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