主将奮闘記vol.4 大分東明高校ラグビー部 馬越涼(2年) 「先頭に立って戦う姿を示し、限界突破」

2021/02/08
  • 主将奮闘記

 高校ラグビーの聖地・花園で年越し。それは全国高校ラグビー大会でシード校を破り、3回戦出場を意味する。馬越涼(2年)は「名誉なことだが目標のベスト8にはあと1勝足りなかった」と満足した様子がないのは、全国で勝つことがスタンダードになったからだ。

 大分東明が初めて全国高校ラグビー大会に出場したのは2年前、大分舞鶴の33回連続出場を阻止し、新王者となった。今では大分舞鶴の「黒いジャージを見てもビビることはない」。追われる立場となったが、目標は全国で勝つこと。挑戦者の思いは変わらない。

 新チームになり、キャプテンとなった馬越は、新チームのスローガンである「限界突破」を地で行く選手だ。ポジションは“仕事人”と呼ばれるフランカー。誰よりもタックルに行き、ピンチをチャンスに変える。攻撃では自らボールを持ってトライを狙い、味方がタックルされれば、どのポジションの選手よりも早く相手との接点に入りボールを保持する。「みんなの先頭に立って戦う姿を示したい」と雄弁に語る姿はリーダーにふさわしい。

 

Q:キャプテンになった経緯は?

 花園での大会が終わって1週間後ぐらいに全学年の話し合いで決まりました。どの競技よりも試合に出る人数は多いし、部員も多いのでまとめるのは大変です。これまでキャプテン経験が一度もないので不安だったけど、フォワードとバックスにバイスキャプテン(副将)がいるので心強いです。

 

Q:キャプテンとして心掛けていることは?

 キャプテンはチームの姿を映す鏡。ラグビーだけでなく生活態度からしっかりすることを心掛けています。日本代表のキャプテン、リーチマイケルのようにプレーでも言動でも引っ張っていけるようなキャプテンになりたいです。

 

Q:新チームの手応えは?

 まずは県高校新人大会で3連覇できてホッとしています。新チームになって時間がなかったし、負けられないプレッシャーから緊張してしまったけど、結果を出せて良かったです。前のチームからメンバーが入れ替わり、これからのチームなので状態はどんどん上がっていくと思います。

 

先頭に立ってチームを引っ張る馬越涼

 

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