グッドルーザー サッカー 笑いと涙があふれたロッカールーム、新たなページを刻んだ大分南 【大分県】

2022/11/12
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 全国高校サッカー選手権の県予選決勝の舞台に初めて立った大分南には、万感の思いがあった。1月の県高校新人大会は休校のため出場辞退。5月の県高校総体では体調不良者が多く1回戦敗退。三重野英人監督は「今年のチームは想定できないアクシデントがあったが、チームワークで乗り越えてきた」と振り返る。たどり着いた決勝の舞台を前に、「今日で5試合目。(決勝戦までの)4週間はいろんな緊張や不安があったが、これが集大成だ。後悔しないようにしよう。勝負の世界だから勝つ時も負ける時もある。しっかり楽しんでいこう」と選手をピッチに送り出した。

 

 横断幕の「最後の1秒まで走りきれ!」がチームの姿を現していた。飛び抜けた選手はいないが、全員ハードワークができ、チームの勝利のために走り続けることができる。試合の序盤こそ緊張があったが、豊富な運動量で相手のパスワークに順応した。前半に先制点を許したが、巻き返しを図った後半は中盤の枚数を増やし、サイドから攻撃の形を作った。平山極(3年)のクロス性のシュートは相手GKに阻まれたが、決定機を作った。しかし、試合終了間際に前掛かりになった攻撃の隙を突かれ2失点。粘り及ばず大分南の挑戦は、ここで幕を閉じた。

 

最後までボールを追い続けた

 

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