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6/30 MON 2025

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主将奮闘記 大分舞鶴高校テニス部 高妻蘭丸 「個人、団体で日本一を目指す」

主将奮闘記 大分舞鶴高校テニス部 高妻蘭丸 「個人、団体で日本一を目指す」

 昨夏の全国高校総体(インターハイ)では2年生ながら個人戦3位となり、最終学年となる今年は日本一の最右翼として注目が集まる高妻蘭丸(2年)。181cm、65kg。まだまだ細身だが冬場は筋力トレーニングで4kgの増量に成功し、サーブ、ストローク(打ち合い)、ネットプレーを高い水準でこなせるようになった。キャプテンとなり、チーム全体を見渡せるようになったことで「今年は個人、団体の両方で日本一を取りたい」との思いは強くなった。

 

Q:インターハイで3位となり、昨年以上に注目が集まっています。プレッシャーを感じますか?

 日本一まであと一歩のところまで迫ることができて自信になりましたが、周りからの期待を感じるようになりました。大会後は、対戦する相手が立ち向かってくるので「負けられない」という思いが強くなり、調子を落としました。今は、「日本一を成し遂げたわけではない、挑戦者だ」という立場を意識するようになって、調子は良くなっています。

 

Q:今年はキャプテンとしてもチームを引っ張る立場となります。キャプテンになった経緯と、理想とするキャプテン像を聞かせてください。

 インターハイが終わって監督に指名されました。気負うことはないですが、自分のことだけを考えていれば良かった今までとは立場が違う。全体を見渡し、チーム全体でレベルアップしていきたいという思いは強くなりました。自分たちの代で日本一を成し遂げたいです。

 

全国選抜に向けて、調子は上向き

 

Q:全国選抜高校大会が控えていますが、日本一への期待は高まります。

 昨年の大会は初戦負けで悔しい思いをしました。今年もシードなので2回戦からの試合になりますが、相手の勢いにのまれることなくプレーしたい。僕はシングルスの1番手なので、結果を出すのはもちろんですが、力でねじ伏せてチームにいい流れをつくりたいです。

 

Q:どんなプレーをして勝利に貢献したいですか?

 ストロークは自信があるので、そこは自分の長所としたい。相手の深い位置にリターンが決まれば、自分のペースで戦えると思います。他にも、冬場に筋力トレーニングをしてサーブのスピードが上がったので、サーブからのネットプレーなど攻撃的な姿勢を貫きたいです。

 キャプテンとしては、自分から積極的に周りに声を掛け、チームで戦う雰囲気をつくりたいと思います。

 

「自分たちの代で日本一を成し遂げたい」と語った

 

 

(柚野真也)