カヌー・スラローム日本代表合宿 勝負のシーズンに向けて調整は順調

2021/02/21
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 カヌー・スラローム日本代表が28日まで、豊後大野市のリバーパーク犬飼で強化合宿を行っている。リオデジャネイロ五輪で男子カナディアンシングル銅メダルを獲得した羽根田卓也は、「毎日充実している。川の流れも気候も安定していて環境としては完璧」と東京五輪に向けて順調に調整が進んでいると話す。

 

 急流に不規則に設置された最長400㍍のコース中に設置された最大25の旗門(ゲート)を通過してタイムを競うスラローム。東京五輪では人工コースが設置されるが、それに似た環境がリバーパーク犬飼にあるという。急流に抵抗する力よりも複雑な流れへの対応力が求められる。スラロームの技術とは「水の流れをつかむ能力」と羽根田は言う。水流をうまく利用して、いかにスピードに乗るかがポイント。ボートを体の一部のように扱い、進行を妨げる巻き波などに対処する羽根田の技術は圧巻。今回の合宿では、そのベースとなる体づくりと感覚を呼び起こす作業に重きを置く。

 

ボートを体の一部のように扱う羽根田卓也

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